資格は強い!既卒の就職で有利になる資格の種類とは?
既卒や第二新卒の人が就職する際に取っておきたいのが資格です。資格があれば既卒や第二新卒であっても有利に就職活動を進めることができます。むしろ資格等がないとどうしても新卒の人に比べて不利になることもあるので、注意が必要です。就職が有利になる資格にも実際にはいろいろな種類があり、ここで一度整理しておきましょう。
資格が就職に役立つ理由を知ろう
既卒や第二新卒向けの資格にもいろいろとありますが、基本的にはこうした資格はより多くあったほうがそれだけ点数も高まってきます。「就職には資格はあまり意味がない」という悲観的な人もいますが、実際は資格が重視されています。
資格がある既卒や第二新卒の人であれば、それだけやる気があることがわかりますし、採用した後の教育コスト等も下がってきます。資格によってはそのまま実務に使えるものもあるので、その場合は重宝されるでしょう。
また、資格があれば単に就職に役立つだけではありません。手当によって給料も増えることがあるので、時間がある場合はできるだけ取っておくことをおすすめします。とくに新卒の就職に失敗した際は時間に余裕ができるので、試験勉強のために当てていきましょう。
むしろ何かしら試験を受けていないと「就職に失敗して時間があったのにどうして何もしなかったのか」と採用者に悪い印象を与えてしまい、転職活動で不利な状況に陥る恐れがあります。
試験を受けるということは「努力できる人間である」といったことを示すためにも欠かせないのです。また資格の取得は自分の目標にもなり、有意義な時間を過ごすことができます。就職に失敗して時間が余っている場合には、ぜひとも資格にトライしてみるとよいでしょう。
英語系はやっぱり仕事でも役立ってくる
いろいろとなる試験の中でも真っ先に取っておきたいものの一つが語学系、とくに英語です。英語系の中でもTOEICは重視されており、この点数が高ければそれだけで採用試験も有利になってきます。目安として730点以上は取っておきたいですが、他の人に差をつけたいならば900点以上あるとよいでしょう。
これだけあれば英語ができることを積極的にアピールすることが可能です。900点といってもそこまで難しいレベルではなく、数ヶ月勉強に専念すれば充分に目指せるくらいになっています。それでいて効果が高いですから、絶対に受けておきたい試験の一つでしょう。
ほかに、英語検定も役立ってきます。2級以下はほとんど役に立ちませんが、準1級や1級を取得すれば確実に英語力をアピールできます。英語検定の場合は、スピーキングテストもあるのでTOEICとは異なるので注意しておきたいところです。時間がある場合には、両方取得するのがおすすめです。
どちらの試験も年に数回実施されているので、就職に失敗した際は受験するチャンスが多くなります。とくに英語検定は週末に受験ができることもあり、大人の方でも気軽に挑戦しやすいでしょう。
しかし受験料が高めに設定されているので、受験回数が増えるほど費用がかかってしまいます。やはり利用しやすく受験もしやすいTOEICのほうがおすすめで、必ず一度は受けてスコアを獲得しておきたいところです。
他の役立つ資格について知っておく
ほかに役立ってくるのが日商簿記です。日商簿記はどんな業界でも役立ってきますし、取得しやすいことも利点なのでなにか取ろうと考えているならば日商簿記がおすすめです。業界によっては宅建等も役立ってきます。
とくに不動産業界ならば宅建を取っておけば就職にも直接的に有利になってきます。宅建は比較的取りやすいことも利点です。もしも潰しが効く資格を取っておきたいといった際にも、宅建は役立ってきます。
これさえあれば、もしどこにも就職できなくても不動産屋で働くことができます。路頭に迷う可能性をなくしたい方は、とりあえず宅建を取っておきましょう。法律関係の業界ならば行政書士を取得しておくのがおすすめです。
これよりもレベルが高い資格のほうが就職でも役立つことはいうまでもありませんが、就職のために司法書士等を取得するのは時間だけでなく労力もかかります。むしろ司法書士などを取ってしまうと、「会社を辞めてもやっていけるから忠誠心が低くなるのでは」と変な勘ぐりをされてしまう場合もあります。その反面、行政書士ならば実に取りやすいので安心です。
また情報系の資格も持っていればいろいろと役立ちます。とくに基本情報技術者試験は比較的受けやすく、年に2回も受ける機会があるので受けておくことをおすすめします。これらの資格はどんな業界でも通用しやすいこともあり、重宝されるでしょう。
このように資格にはいろいろな種類がありますが、最低でも一つは取得して勉強・努力ができることを示しておくことをおすすめします。中でも基本情報技術者試験は比較的受けやすいので、資格取得に活用できるでしょう。また語学系は就職する際に重視される資格なので、迷ったら先に取得しておくべきです。